「対立を乗り越える実力」をつくる



芳村思風一語一会 vol.2904

「対立を乗り越える実力」をつくる

人間は、誰もが様々な対立で苦しんでいます。
対立は、「違い」を意識することにより発生します。

考え方や価値観が違うと一緒に仕事ができない。
感じ方や性格の違いが離婚の原因となっています。
宗教や民族の違いで戦争をして殺しあっています。

人間の命の奥底から湧いてくる欲求は「できることなら皆と仲良くしたい」「信じあって生きたい」という心情です。

命を創造したのは、母なる宇宙の節理の力です。
すべての存在は、宇宙の創造力によって創り出されたものです。
宇宙は、プラスのエネルギーとマイナスのエネルギーが協力して働いて秩序を形成しています。

陰には陽、表には裏、善には悪、男には女、
みんな互いに対立する原理でありながら、協力して生命力や健康を保っています。

これが宇宙の創造力によって創られている存在世界の摂理です。
母なれば自分が生んだ子どもたちが皆仲良く力を合わせて信じあって生きて欲しいと願うはずです。
命の底から湧き上がる「できることなら、皆と仲良く生きていきたい」という欲求は、
まさに命を生んだ母なる宇宙の人間への願いであり思いです。

私たちは、宇宙から与えられた命を生きています。
この母なる宇宙の期待に応える生き方、それが宇宙とつながる生き方なのです。

善玉菌が悪玉菌の存在を受け入れなければ、命の健康は保てません。
悪玉菌があるから、善玉菌が活性化します。

事故が起こるからこそ、どうすれば自己をなくすことができるかを考え、進化するのです。

人間も対立する相手の存在を否定せず、
存在を受け入れて生きる力を養わなければ宇宙の摂理に反することになります。

では、どうすれば人間は対立する相手の存在を受け入れ、
乗り越え協力してともに生きていく力を持つことができるようになるのか。

同じ考え方の人とばかり一緒にいたのでは、楽しいけれど成長しないということを自覚することが大切です。
人間が成長するためには、自分にないものを持っている人と関わって学ばなければいけないということです。

考え方の違いができる原因は、5つです。
相手は、自分にない
1.体験、2.経験、3.知識や情報、4.解釈、5.出会い
を持っているということです。

対立する相手は、自分の欠けたところを補うために、必然的に出てこざるを得ない存在なのです。

不完全な人間において、対立は受け入れなければいけない「必要かつ必然的な現象」です。
お互いが相手から学んで成長しようとすることによって、
お互いに「違いながらも共に生きる」という、
個性の時代を生きる新しい「愛の力」理性を超えた
「矛盾を生きる」人間力が生まれるのです。



「風の便り」より

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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