人間はどこまで深くなれるか

芳村思風一語一会 vol.3239
「人間はどこまで深くなれるか」
芳村思風先生は、中学生の時に、「次郎物語」(下村胡人)を読んで感じたそうです。
以来、この言葉が人生の課題となり、哲学の道へと進んだそうです。
中学生のころに、そんなこと考える人もいるんですね
行徳哲男先生も「今の人は、広さばかりを求めすぎる。
人脈なんて関係ない。人脈を広げようとしたら、浅いものになる。。
深さができれば自然と広がるんです」と話されていました。

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人間の魅力 深さ
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<人格の深さとは>

人格の深さとは、ものごとの、より根源的であり、より本質的な意味の価値を感じ取る力のことである。
その人が生まれたときから今日迄の体験して来た苦労と悩みと努力の質に関係する。

心を掘り下げる
心とは、意味と価値を感じ取る感性。
我々の目が外を向いている間は、それは出来ない。鍛えられない。

内省自省の目に転換する為には”壁にぶつかる体験”が方向転換させる。
”壁”は自分を見つめるきっかけに成る。うまく行っている間は軽薄である。
命の痛みを伴う経験が、人間の深さを作る。

ホンモノの経営者になる為には、自分の問題点に気がつき、深められる。
物事がうまく行かない、命の痛みを伴う悩みを持つことである。

「どのような質の苦労か」が大切である。
苦しみをさけて通ると物事の理解力が曲がってしまう。問題から逃げる程辛くなる。
その辛い問題に”ぶつかっていく質の苦労”が深さとなる。
命からわいて来る構造が深さを作る。

《環境の激変が進化を招く》
人知を超えて与えられる苦難は、大自然からの愛ゆえの現象である。
成功者とは問題を乗り越え続けた人である。

感性が問題を見つけ感じる。
理性が問題を感じたときは手遅れ。
理性人間は批判的になりがちある。

会議の場は結論を出す場ではない。意見を聞く場。
問題に気づく人間だけが問題を乗り越えられる。
社長は問題を乗り越える役。利益の出る仕組みの中で働く人
問題を安心して引き受ける人

どのように乗り越えるか(理性)
理性とは客観的で普遍的能力

理性を正しく使う
問題には答えがある。
乗り越えられない問題はない。
答えのない問題はない。

答えが出る迄やめない
限界への挑戦を続ける
失敗は体験から経験になり、実力になる
悩まないと理性は働かない。
理性を働かせて客観視するところに悩みから抜けられる道がある。

見えなかったもの、気づけなかったことに
気づきくことで、深みという成長になる。

深さの極限は宇宙と繋がること。
命を生かす力が目覚めさせられ、乗り越えようとする気力が、苦しみから助けようとする。





「感性論哲学 原理原則集1」




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・



●芳村思風先生の勉強会
・4月18日(水)広島思風会
18:30~21:30 中区袋町
参加費:6,000円

・4月25日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円


※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所

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