志の立て方・使命の見つけ方


芳村思風一語一会 vol.3242
少し前のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の中の話。
吉田松陰が松下村塾の塾生に問いかけます。
「君の志は何ですか?」

最近、利他の精神が大切だという話が良く出てくる
しかし、利他だけで動くことはできない。
「夢」とは、なにか。 「志」とは、なにか。
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「志の立て方・使命の見つけ方」
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「したいことがわからない」、「夢や理想が持てない」という人が多い。
したいことがなければ、他人に与えられたことをするしかない。

人生に夢や理想がなければ、ただ流されるだけの人生になってしまう。
自分でもどうなってしまうか解らないという自分を見失った人生です。

したいことがなければ命は燃えない。
人生が楽しくない。

学校は知識を教えるだけで、生き方の基本姿勢は教えない。
感性論哲学では、命を燃やして価値ある人生を生きるための志や使命のつかみ方の6つの基本原理がある。

第1、 降りかかる苦難の中に使命あり。

問題が社会を発展させる。
問題は社会を発展させ、会社を発展させ、人間に使命として仕事を与えるためにでてくる。
問題や悩みのない人間は成長できない。

第2、 時流をつかみ、時流に乗って生きる。

時流を的確につかむためには、哲学的歴史観に基づく先見力を養わなければならない。
さらに時流独創という時代の流れを自分が作るという意気込みが必要である。

第3、 命から湧き上がる欲求を原理とした生き方をする。

欲求こそ命が喜ぶ生き方であり理想。
理性で作った理想は命を苦しめる。
志をつくるためには、理性を手段能力にして自分の命の中に
「どんな人間に成りたいのか
・どんな仕事がしたいのか
・将来どんな生活がしたいのか」
を自らに問い
「こんな人間になりたい
・こんな仕事がしたい
・将来こんな生活がしたい」
という欲求を引き出して、それを実現するための生き方をする。
それが命が喜ぶ志となるのです。

第4、 天分のツボにはまる生き方をする。

天分は、生まれながら誰にでも与えられているもので、天分を知る5つの方法がある。
(参照)天分発見の5つのツボ

第5、 現実への異和感に人生を賭ける。

「このところがもう少し便利にならないか」という異和感は、
君こそまさにそこを改善するためにこの時代に生まれてきた、そこに君の使命があると教えてくれているのです。


第6、 出会いの中に使命あり。

人や本、出来事との出会いが使命や仕事を与えてくれる。
自分の生きる道を自覚させてくれる。
出会いは求めるものではなく、いろいろな縁によって与えられるもの。
外へ求めるのではなく、今与えられている仕事に真剣に取り組むことで、
新たな出会いが生まれるものです。
  


芳村思風「風の便り」より




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・



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